20120614

料理のデザイン メインの肉料理

デザイナーと聞くと
デッサン画を描いているイメージが浮かぶと思いますが、私は大手企業の商品開発をやってきた経緯から、目に見えないもの、例えば、「味」や「香り」、触ったときの「感覚」、「音」という「人が感じる五感」をトータルでデザインする仕事を長年やってきました。

例えば
この写真のように料理をデザインするときがその典型です。
これは、高野料理長とのコラボで実現したオートクチュールウエディング用の特別な肉料理で、料理の味、香り、食感、使う素材、調理法は、自分のイマジネーションやインスピレーションから浮かんだ五感を表現してデザインしてあります。
食器も以前 パリでデザインしたものを使って、トータルでバランスをとり、より完成度を上げてお客様に楽しんでもらうことが大切だと思っています。

でも、デザイン心は欲張りなもので
先日のオートクチュールウエディングのお客様からは、トータルデザインのご依頼を頂いたので、ヘアスタイル、メイクアップ、アクセサリー、ウエディングドレス、タキシード、招待状、料理、デザート、フレグランス、BGM、その他もろもろと、トータルでデザインさせていただきました。
しかし、そのときの椅子やテーブル、カトラリー(ナイフやフォーク類)は自分がデザインしたものではなかったので、欲張りな考えかもしれませんが、今は、椅子やテーブル、カトラリーをデザインしてよりトータルなデザインを目指しています。