20110125

Conceptual な カラードレス

Design : Kazuhiko Tomiyama

もう、6年前にデザインしたドレスだけど、今見てもカワイイよね。
着てるのは新婦本人。今でも元気でキレイかな?

このドレスデザインは、何も参考にしていない。普通は他のドレス写真を参考にしたりするけど
インスパイアされたのは新婦自身の潜在的イメージ
純粋に感じてデザインが浮かんで、その場で描いたデッサンを忠実にドレスに再現した。

初めて新婦と話しをしたときに、大人っぽくて、落ち着いて、品がある人だなって思った。
普段のファッションも大人っぽいカジュアルだから、上の写真とだいぶイメージが違うと思う。

ドレス説明 ConceptWorkからMakingまで
華やかでカワイイ感じがするけど、コンセプトイメージは、霧が掛かる 深く 暗い 森の大木の枝に
浮き上がってきた精霊のイメージ。
森は深く、花が咲いていないのは、花が彼女に吸着するから。髪が伸びると、伸びた髪が花に変る
落ちた花は一瞬だけ輝いて森の霧に消える。
デコルテのネックレスは、精霊が持つ伝説のコバルトブルーストーン

ドレス仕様
インナーはライトゴールドのクレープサテンで、ミニスカート
オーバーガウンには、チタンが入った特殊なクリスタルオーガンジーを使って、
サイドドレープをたくさんとってトレーンに繋がるデザイン
羽はクリスタルオーガンに、ボーンのイメージが透けるようにした。

Kazuhiko Tomiyama 冨山和彦 ウエディング ドレス ウェディング 結婚式 栃木 宇都宮 ブランネージュ

20110123

1億円のティアラを使ったよ

昔やったコレクションで、1億円のティアラをモデルに着けたことがあるよ。
このモデルが出るときはガードマンが横にいて保険もかけた。

このティアラ重いんだよね、一度落ちそうになったからあせった。
このモデルはまだ現役高校生だけど、パリコレも大人っぽいモデルでも実際は14歳とか
普通にあるよね。

Kazuhiko Tomiyama 冨山和彦 ウエディング ドレス ウェディング 結婚式 栃木 宇都宮 ブランネージュ

20110121

表参道 MACプロショップでメイク用品をセレクト

 
パーティのレセプションで表参道に行って来ました。表参道ヒルズにある天井のSwarovskiにinspireされてデザインが浮かんだ
もっとランダムに配列して上下に動いたらしたらキレイかも?って

ついでに、MACのプロショップに行ってきた。Staffが覚えていたらしく。気さくに声を掛けてきた。
このMACのグリッターは好きなんだよね、他のブランドのグリッターはジェルと混ぜて塗ったときに光沢感が落ちるけど、MACはキラキラ感が出るんだよね。
BLANC NEIGEのウエディングプランナーにもこのグリッターを使って、オフィシャルメイクのデザインを考えた。撮影モデルにも使うけどいい感じでキラキラするからおすすめ。

20110120

現代美術 トランスフォーメーション

みなさん現代美術はお好きですか?
難解に思える現代美術ですが、正しく捉えよう、という気持ちがより難しくさせるものです。アーティストと話しをすると、「意味は多様であり、正解はない、感じてもらえればそれが一番の正解」と話していたことがあります。
近年のArt作品の特徴に、映像作品がかなり増えました。絵筆で芸術を表現していた時代から、表現手法は多様に拡散してきたことは良いことだと思っています。また、絵筆では表現できない作者の意図も存在するでしょう。
 
今、もっとも現代美術界で人気の「マシューバーニー」の作品です。
私が始めて作品を直接見たのは、10年以上前になりますが、そのときは久々のスターアーティストの出現を感じたものです。彼は、Art以外に、医学が専門であり、アメフトの選手で、Fashionモデルもやっていた経歴の持ち主です。パートナーがビョークであることも同時に話題に上がります。表現にも、医学的見地からのテーマが多様に使われます。また、スポーツマンだけに自らの肉体を表現手法に組み込む作品も多様に見られます。
首もとのシワが見えますか? これは、魚の鰓(えら)を表現しています。
この作品もビデオインスタレーションで、一連の映像によって作品が表現されています。
人は命を司ってから多様に変容していきます。受精する時点では、古代の生命体を彷彿させる、単細胞生物の形から細胞分裂を繰り返し、やがて、初期の魚類に、そして、両生類から、地上に上がり、高等霊長類、哺乳類へと進化と変容を繰り返します。ここまでは、母親の母体の中で舞台が繰り広げられるので、私たちが目にするときには、新生児として「未熟な人間」として出現を受けれます。
この作品では、特に、出産から成長、老化し死に至るまでの変容で、メンタル的にも、身体的もトランスフォーメーションする思春期の女性に焦点をあてて作品を表現しています。
ナイーブで、デリケート、しかし、主張と誇張もあり、多様に変容するメンタルの時期であり、同時に初潮や大人の女性へと身体が変容する時期、この、今の変容と、生命が持つ古代からの変容を併せ持ち作品は展開されます。
人類のトランスフォーメーションの人類学的な歴史は、
「人間の動物化」と、「動物の人間化」です。難しく聞こえるので、簡単に説明すると
動物の人間化とは、例えば、アニメで動物が人間のように話し、振る舞う様に見て取れます。不思議の国のアリスに出てくるうさぎとかね。
他方、人間の動物化とは、アフリカで野獣のかぶりものをして宗教的に舞っているさまがそうです。これは、日本の古代からの伝統的な祭りでもみることができます。
上記の作品は、人間の動物化を表現しています。新しく、斬新に見えますが、人類は古代から、「人間の動物化」を表現してきました。
(ブログを書く時間がなくなったので、ここからは後で説明いれるね。今日はこれから、年末調整書類の作成をしなくちゃいけない。)


20110119

東京都現代美術館 オランダのアート&デザイン展

東京都現代美術館 オランダのアート&デザインに行ってきた。
アバンギャルドでも、どこかしら有機的ソフトタッチでフレンドリーな感覚。
去年、オランダに行ってきたけどベネルクスデザインって、スカンチナビアンとちょっと違うよね。
アクリルの作品作るときって気泡すっごい気になるよねでも、この作品は良く出来てた。
これはミラノサローネに出てたよね使い心地じゃなくて、コンセプチュアルな作品。