デザインの話 パリのアールヌーボー
壁の両脇に草っぽい金色の模様が入っているでしょ? このような表現を、「アールヌーボーArt Nouveau」
19世紀末から20世紀初頭にパリを中心に流行した、主に植物や自然をモチーフにした芸術。
パリの地下鉄の看板や、絵画ではロートレック、工芸品ではルネラリックが有名
でも、わずか、20年?くらいで、終わってしまう。アールデコっていう、モダンで曲線的な表現が台頭してきてね。「アールヌーボーは退廃的だ!」って言われて。 背景には、大量生産、工業製品化しやすいアールデコの方が、売り手には都合が良かったから
パリでも、一部、このアールヌーボー様式のデザインが街に残っている。20世紀初頭の香り立つパリの歴史を感じるよね。ベルギーのブリュッセルに歴史地区があるんだけど、そこにもアールヌーボーが残っている