20150731

スペイン バレンシア日記 「Fallera」 ドレスデザイン 今日はディティールとヘアスタイル

Fallera ドレスのデザインが決まり、細かいディティールのツメをしています。
袖はパフスリーブにこのレースを入れることで決定。

伝統を受け継ぐクラフトマンからのアドバイスを尊重してクラシックなスタイルを基本としました
専用に作られたレースをスカートのフロントに入れる特徴があります。
チュールに織りでレースが入り、さらに、その上に伝統的な形のスパンコールが縫い付けられています。ミシンやロックは使うものの、細かい箇所はすべて手縫いで仕上げています。

▼ちょっと専門的なお話し
生地が手間のかかる「はた織り」で、日本で言う西陣織にとても似ています。
そのため、色打ち掛けのように金糸、銀糸、絹糸を横糸として大量に使うため生地が相当に重く、厚みがあり迫力があります。

スカートの両サイドのドレープと、センターバックにボリュームを出し、バッスルラインのようにするために、写真のようなタックを大量に入れる必要があり、その補強が重要になります。
この部分はすべて丁寧な手縫いが入り、Falleraへの伝統を感じさせます。

スカート縁にも飾り縫い、編み紐、ブレード、ウェーブを入れて装飾性を高めています

1920年代のFallera 現代のものと比べるとスカートのボリュームが控えめになっていますね


あとは髪飾りコームはどれにするか?
すべて1点、1点をハンドメイドで作り、金細工師の伝統の技が生み出す逸品です。
一枚の金板を切り出しフォルムを作り、模様が入った金型を一つずつ打ち付けてながら全体のデザインが出来上がります。

伝統的なヘアスタイル実際に実演して見せてもらいました
髪型をどうするか?
伝統的なスタイルと髪飾りを入れてたいと思っていますが、そのままではセンターパートのフロントアップになるのでデザインを検討中

最後に記念撮影をして、今日の打ち合わせは終了

国は違っても伝統を受け継ぐクラフトマンとのコラボレーションは、とても良い刺激になりました。

これからも、日本には知られていないヨーロッパの伝統をご紹介していきたいと思っています。